教育関連の資料置き場 2nd.blog

教育関連の資料置き場です

役所の手続きはなぜ煩雑か 安室奈美恵コンサートのダフ屋対策と同じ不正摘発コスト

はてなのコメントに安室奈美恵のコンサートを評してこうやって役所はコスト(手続きが煩雑)がかかるようになるとあった。

はてなブックマーク - 安室奈美恵ラストドームツアーで全来場者に本人確認実施→入れない人続出も「他アーティストも続いてほしい」の声 - Togetter

不正を防止しようとすると不正側だけでなく、正規側にも負担がかかる。ゼロに近づけると正規側が大変なことになる。これはドーピング検査と同じである。

ドーピング検査をするとグレーの部分が出てきてしまう。このグレーを小さくしようとすると偽判定を許容することになる。するとドーピングをしていないのに陽性反応が出てしまう。よってそれはできないのでグレーはある程度認めないとならない。

日本の場合はグレー部分を減らそうと相当なコストと被害がでる。よって役所は規制が厳しいとたたかれ、反対に甘くしてもたたかれるという二重の拘束を受けることになる。

 

役所はなぜ規制したがるか→国民が望むから

 

官僚はなぜ規制したがるのか: レッド・テープの理由と実態

官僚はなぜ規制したがるのか: レッド・テープの理由と実態

 

もとの話はこちらです。

togetter.com

https://ticket.tickebo.jp/pc/namieamuro2018-trade/

不正摘発コストは妥当かという議論に行く。日本はミスを許さないので異常に摘発コストが上がる。

学区を買う保護者 学区を売る学校

例のアルマーニ小学校は学区を買うの対応です。学校も競争しなければなりません。黒髪強制でもめた大阪や東京も同じ理屈です。

togetter.com学校自体を改革すべきという意見もありますが、勉強を改善といってもものすごく高いので日本ではぜいたく品になります。そして実行するにはお金以外に生徒の質がものを言います。

gendai.ismedia.jp

親の年収と子供の学力(学歴)は相関するという前提がわからないと上記の記事は読めないです。

gigazine.net

 

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)

 

 

学歴分断社会 (ちくま新書)

学歴分断社会 (ちくま新書)

 

アメリカの話は教育関係の人ならそれなりに知っている話題で、いい学校(公立校。アメリカは高校まで義務教育)は基本的に土地の値段が高いです。それから、その上に教育税がかかるので、当のアメリカ人も子供が卒業したら引っ越すそうです。そういうことを前提にしているので日本に持ち込むとおかしなことになるのです。

 

分断されるアメリカの話はこちらの本で書かれています。 

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

 

 日本の場合もそうなっているところがあるので、保育園の空きの次はこの手の学区話になると思います。某神奈川県の某地区の某小学校はまさに公立の私立学校のようになっているそうで、中学受験率が5割だそうです。全国平均が1割、東京でも3割なので、どのくらい異常かわかると思います。

日本の話はこちらで。翻訳本より内容が少しずれますが手軽に読めると思います。

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

 

gigazine.net

日本の平等教育は文部官僚が頑張って地域差が出ないようにした。しかし予算が少ないため、教育は意図せず画一化せざるを得ないようになった。単品の方が効率がいい。

その話はこちらの本に書かれています。お気楽に読めるような本ではなく新書ですが専門書です。

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

 
進学格差―深刻化する教育費負担 (ちくま新書)

進学格差―深刻化する教育費負担 (ちくま新書)

 

gendai.ismedia.jp

 

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

 

学校選択制を推奨、同州の民間のチャータースクールの利用のを推し進めました。多くの教育者たちは、ミシガン州でのデボスの政策の結果は散々なものだったと述べています。 

http://democracynow.jp/node/12750

 

www.asahi.com

「当然だ」と答えた人は9・7%で、2013年の前回調査の6・3%から3ポイント以上増えた。

4500万件の納税記録の分析により億万長者は税金を高くしても引っ越ししないことが判明 - GIGAZINE

 

 

 

中学校は小学校の三倍危険

統計を読むと一千人あたりの件数で1:3の比率の様です(公立限定)。

暴力事件は約1万6千件(小)と約3万2千件(中)だが、1000人あたりに直すと2.6:10.0です。(P.6 2.暴力行為)

生徒間暴力は1万件対2万件。一千人あたりに直すと1.7:6.0になる。(P.10)

加害児童数(小1~高3まで)で見ると中2中1中3の順番で多いです。中学3年分で小学校6年分の二倍を稼いでいます。高校生各学年は小学校高学年(5.6年生の各学年)と同等か少ないです。(P.12)

警察まで行った件数で見ると1:10ですね。例として補導では76:800(公立校)です。

出席停止の場合

f:id:geopolitics:20180205163256p:plain

中学校はそれだけストレス下にあるということです。

 

出典

平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(速報値)について

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/10/__icsFiles/afieldfile/2016/10/27/1378692_001.pdf

学力テスト公表がヤバイわけ 「学区を買う」合法的な隔離政策

学区は買う時代へ

多様性は嘘で、実際は似たもの同士が集まるというのがまず前提です。

 

学力テストを公表する理由

アメリカは学力テストの結果を公表しています。なぜするのかというと、からくりがあるからです。どういうものかというと不動産税と学校の財政がリンクするシステムを採用しているからです。つまりお金持ちの住む地域にお金をかけた良い学校を作っているからです。これがあるから学校間競争が意味を持つのです。その結果どうなるかというと不動産価格の上昇によって貧困層がその地域から離脱するのです。

アメリカの場合がよくまとめられています。

togetter.com

各学区は、選挙を行い教育委員会のメンバーを選んでいる。この教育委員会は徴税権を持っており、主に固定資産税を通じてその学区の教育予算を確保している。

日本人が大好きな「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の歪みと闇(畠山 勝太) | 現代ビジネス | 講談社(2/5)

富裕層が多く住む学区の教員の平均給与は、貧困層が多く住む学区の教員のそれの3倍近い値となっている。

日本人が大好きな「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の歪みと闇(畠山 勝太) | 現代ビジネス | 講談社(2/5)

引用した部分の詳しい話は、こちらの本を読むとよくわかります。 

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

 

 

ちなみにアメリカ人もやはり不動産税は高いようで、子供の卒業と同時に引っ越すそうです。

日本はそういうシステムはありません。それでも豊かな地域=固定資産税が高いは設備がいいですけど。地方財政がきついところは教育費がかけられません。

日本で学力テストの結果を学校別で公表した場合、儲かるのは不動産屋です。実際は周辺住民の年収を見ればほぼわかると思いますけど。これは苅谷先生がすでに日本は格差固定化(教育学なので学力の階層化)していると90年代に言われていたことです。

ちなみにこの本です。

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

 

新書ですが中身は専門書と同等なので読むのが大変だと思います。

学区を買うという指摘は正しいです。地域住民が重要なファクターです。学力を公表したらヤバイ地域というのが公式に認定されてしまうでしょうね。

 

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

 

 そういえば格差解消を高校でやって壮大に失敗した例がありますね。

学校群制度 - Wikipedia

東京都では、学校群制度導入の必然(学校群内各校の学力が均等になるように合格者を割り振るため)として、東大合格者数1位を記録していた日比谷をはじめ西、戸山、新宿、小石川、両国、小山台、上野などの名門都立高校の東京大学をはじめとする難関大学への進学実績が低下し、特に日比谷では急速かつ極端に落ち込んだ。一方で、名門都立高校と同じ学校群を構成した青山、富士、国立などの進学実績は急速に上昇した。この制度導入以降、都立高校全体の難関大学進学実績は長期低落に向かった。

日本でも学区を買う時代へ(アルマーニ校長)

実際文教地区は選んで住む人が多いですが、ここまで露骨(わかりやすい)にやった例はないと思います。

www.huffingtonpost.jp

公立校の弱点はお客(児童生徒)を選べないことなので、その弱点を克服しようとする試みだと思います。残念ですがお金を出す親はいると思います。

『階級都市』に道路を一本挟んで天国と地獄というようなことが(作者は意図してませんが)匂わすように書かれています。

同小学校は、中央区「特認校」の一つだ。銀座5丁目という繁華街の一角に校舎があり、今年で140周年を迎える。本来なら、公立学校は指定された通学区域に住む子どもが通うが、商業地域で住んでいる子どもが少ないなどの事情がある「特認校」は、区内全域から児童を受け入れている。

強調引用者付記

特殊な地域という条件付きですが、お客(児童)の選別が始まっていますね。

なぜアルマーニ監修の標準服に? 泰明小校長は、こう保護者に説明した(全文)

イギリスのパブリックスクールにしたいのかな。校長が親に説教したくなるのはたぶんあるあるネタだと思うので、そこは非難しなくてもいい。事件事故は校長やその周辺の対応で、現場はとても忙しいので子供を選別したくなるのもわかる。

アルマーニ導入の小学校、シャネルやエルメスにも打診:朝日新聞デジタル

想像通り学区を買うでしたね。

www.yutorism.jp

元々名門校だったが隣の小学校に人気が出てきて凋落傾向だったので打開策としてアルマーニにしたと。自称進学校の強制的に勉強させたり上位の人の複数校受験と同じ現象ですね。

toyokeizai.net

gigazine.net

 

日本人が大好きな「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の歪みと闇(畠山 勝太) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

制服の意味

公立学校が標準服を設けるのは、私服で家庭の経済的な格差があらわれてしまうのを避けるためです。文科省内に取り決めがあるわけではないが、常識的にそうなっている。公立だから贅沢じゃないほうに全体を合わせるということです。

「アルマーニ騒動」泰明小の入学式出席を拒否された児童の父親が告白(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

しかし、何よりも決定的に違うのは豊かさである。日本の世帯所得の中央値は約37800ドルであるが、これは全米で最も貧しい州であるミシシッピよりも低い。

日本人が大好きな「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の歪みと闇(畠山 勝太) | 現代ビジネス | 講談社(4/5)

学区を守る

www.asahi.com

地元の二つの自治会が山県市に出した陳情書には、施設建設反対の理由の一つに「生活環境や地域住民だけでなく、学校や子どもたちにも著しい影響を与えると懸念」とあった。「中学校が『荒れた』過去があり、また起こる心配がある」と取材に語る男性もいた。

保育園建設でも反対運動があったりする。どかにあったはてなのコメント欄で知ったのですが、海外だと地下鉄ができると地価が下がるので反対運動が起きるそうです。ドラマか映画での話の話だそうですが、あちらの脚本はよく調べているのでたぶん真実に近いと思います。理由は地下鉄を使う貧困者が町にやってくるからかもしれません。アメリカは郊外から車通勤かどうかがポイントなんでしょう。

アルマーニ校長は国民の意識

www.asahi.com

教育格差について「当然だ」「やむをえない」と答えた人は62・3%となり、4回の調査で初めて6割を超えた。

美しき英国パブリック・スクール

美しき英国パブリック・スクール

 
自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

 

 

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

 

元グーグルのデータサイエンティストが発見! 成功者の意外な共通点とは | BUSINESS INSIDER JAPAN

年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学

年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

 

【写真】まるでハリー・ポッターの世界。英国紳士を育てる「パブリック・スクール」の学園生活

 

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

 

 

 

教育関連の良書

どこかで書いた気がするが再掲ということで。

部分的な話は出ているので、全体を総括できるものを書いていきたいと思います。まあ話の前提ですね。

 

科学の発見

科学の発見

 

 

 

物事は歴史の積み重ね

一般的に系統学習と問題解決学習(児童中心主義)という二系統があります。後者はアメリカの思想(プラグマティズム)が反映されています。

ゆとり教育の本質

ちなみにゆとり教育の本質は系統学習から問題解決学習(児童中心主義)への移行です。

系統学習

系統学習の典型は、明治末期から1933年(昭和8年)頃にかけて展開された。その後第二次世界大戦が終わり、アメリカの新教育が導入され、それを背景として経験主義的な問題解決学習が流行となった。しかし、1958年(昭和33年)頃から子どもの学力低下を背景に、安易な児童中心主義として問題解決学習が批判され、系統学習が見直されるようになってきた。

系統学習 - Wikipedia

問題解決学習

アメリカの教育学者のジョン・デューイの学習理論。学習を能動的なものと規定し、知識の暗記にみられる受動的なものを脱却し、自ら問題を発見し解決していく能力を身につけていくことに本質をもとめた。

問題解決学習 - Wikipedia

科目としては総合的な学習ですね。結果が示すように日本は失敗?しています。なぜ失敗したかは以下の本で。

 

教育改革の幻想 (ちくま新書)

教育改革の幻想 (ちくま新書)

 

アクティブラーニングも本質的に言えば児童中心主義(問題解決学習)と思われます。だからこそ上記の本はまだ価値を失っていないと思います。

文部科学省は、大学教育改革のためにアクティブ・ラーニングを推奨しており、その一環として課題解決型学習をあげている

問題解決学習 - Wikipedia

 

 

実害が出るのは2020年の大学入試だと思います。ただこの分野の決定版がまだないと思います。ゆとり(2002)に関しては苅谷先生が前年(2001)に出しておりました。

だから、2020年大学入試改革は失敗する――ゆとり世代が警告する高大接続入試の矛盾と落とし穴

ゆとり教育は終わっていないのです。

日本の教育制度史

貧乏な日本がいかにして教育を(地方に)普及させたかという話。学校の先生の給与の一部は国が出しているわけですね。ただ数年前、減額されて地方財政と地方教育行政のリンク度が高まってしまいますけど。

 

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

 

 

外せないのが現・文科省というお役所。実は理想の日本人という問題で、省の外に影響された官庁です。三流官庁の悲哀です。

文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年 (文春新書)
 

 

そして一体なんの意味があるのか教育委員会。行政の民主化、つまり戦後のGHQ改革から始まる行政改革民主化)としての教育。

 

教育委員会――何が問題か (岩波新書)

教育委員会――何が問題か (岩波新書)

 

そもそもなぜ公的教育費が少ないのか。つまり私費依存度が高く格差を生む原因でもあります。

公務員(先生=教育公務員)も少ないという問題もあるのですが割愛します。

 

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)

 

 

 

日本初の大学は東大(東京帝國大学)である。そして世界初の工学部も東大である。その意味は?

慶応大の方が先ですが当時大学と認められていないため、名目上は東大が先です。実質は慶応だそうですが。

 

大学の誕生〈上〉帝国大学の時代 (中公新書)

大学の誕生〈上〉帝国大学の時代 (中公新書)

 

 大学史はおまけなので読まなくとも大丈夫です。

学力と家庭(地域)

学力とは何か?を考える上で前提となる社会調査。これを読んでいれば教育改革が成功するか失敗するかがわかります。現時点では外れしかやっていないと思います。AIの研究者も言ってましたが、先にやるべきことがあるんです。

 

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)

 

 

そのアップデート版。大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と平等神話の戦後史 (中公新書)は、資料の連続なのでハッキリ言って眠くなります。なのでお手軽な方はこちらです。

 

学力と階層 (朝日文庫)

学力と階層 (朝日文庫)

 

 学力調査

ゆとり前、ゆとり、ゆとり後です。

調査報告 「学力格差」の実態 (岩波ブックレット)

調査報告 「学力格差」の実態 (岩波ブックレット)

 

科目のお話

似た問題として英語があります。なぜ英語を話せないかはカリキュラムとか時間とかありますが、それは学校内の話で、学校外の話はこちらです。『学力と階層』とほぼ同じ認識です。

 

「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか

「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか

 

私立中で英語受験をやるようですが階層が反映されるのでそれほど変わらない気がします。

私立中学、英語の入試が急増 首都圏・近畿圏の3割:朝日新聞デジタル

英語の入試を導入する私立中学校が急増し、今年は首都圏と近畿圏の約3割に当たる137校で行われる(実施済み含む)ことが分かった。

 

 

もっと言うと英語というより日本人の世界認識が翻訳しても通じないという問題があります。物事のとらえ方が違うので翻訳しても伝わりにくいのだと思います。彼らの考え方はもう少しロジック重視です。というよりその部分しか通じないと思います。「明確でないものはフランス語ではない」と言いますが、実際はフランス人は明瞭に話すことを努力しているから明瞭なのだということです。

国語の先生が外国で授業をしたら(通訳を介して)、外国の子供がチンプンカンプンだったという事例があります。物事の把握が全く違うということです。

ということで日米比較です。実は欧米でもフランスとアメリカは違います。

6号:日米仏の思考表現スタイルを比較する

 

納得の構造―日米初等教育に見る思考表現のスタイル

納得の構造―日米初等教育に見る思考表現のスタイル

 

 

では、日本の国語は何をやっているのか?

 国語は道徳だという話です。

国語教科書の思想 (ちくま新書)

国語教科書の思想 (ちくま新書)

 

 

 

「国語」の近代史―帝国日本と国語学者たち (中公新書)
 

 

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 

学校の不思議

集団化を目的とした教育。学校の嫌な感じは意図的ですね。

人間形成の日米比較―かくれたカリキュラム (中公新書)

人間形成の日米比較―かくれたカリキュラム (中公新書)

 

とりわけ摩擦の一因ともなったいる“個と集団”への意識はなぜ異なるのか。子供観の検討、初等教育の比較から、著者は集団への同調行動の二つのモデルを見出す。

「日本は集団主義」というのは神話であると日米比較(社会心理学)で明らかになっています。

それはこちらです。何分古いので、同じ著者の新しい方をがいいかもしれません。

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)

 

 

おまけ

 

イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

 

 

 

マシュマロ・テスト――成功する子・しない子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

マシュマロ・テスト――成功する子・しない子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

 

 

 

後半…があれば

海外発の教育は必ず失敗する~改革のつまみ食い問題~

なぜ海外流の教育は失敗するのか 西洋文化と日本文化の違いと日本人の原則

主体なき個(孤)の問題

予告編として『日本の思想』

 

日本の思想 (岩波新書)

日本の思想 (岩波新書)

 

なぜ思想かというとその精神がすべてのバックボーンになっているからです。アメリカ独自の思想、プラグマティズムが教育にも影響を与えているように(ジョン・デューイ)。日本人とそれ以外の知識の蓄え方が違うのです。ちなみに中国は欧米よりの様です。

 

日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43)

日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43)

 

 

 

PCのお供に良いキーボードを 

 

教科書が難解な理由 本の値段は厚さで決まる

本というのは紙の枚数で値段が決まるそうで、例えば新書だと1000円以下にするために250枚くらいに抑えるらしい。特殊な本以外は一冊当たりの編集出版コストが同じで、発行部数も同じと仮定すると値段は紙をどのくらい使うかで決まるというカラクリだそうです。

アメリカの教科書は分厚く重いので、電子化のメリットがある。

電子教科書を導入する前に読むべき、子供とはものを壊す存在であるという現実。

gigazine.net

bto-pc.jp

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

 

以前、ある人が原稿を書いたが多すぎて削って出版したと語っていた。理由はもちろん上記の通り。だから歴史ものを書いたとき、泣く泣く削って近代に近い方を削ったとか。

削った原稿を戻したのがこちら。ただし800円台。当時の新書は700円台なので厚さ100円分削ったのかな。

中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)

中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)

 

 

入試科目である世界史B、日本史Bの主な教科書の用語数は1950年代の3倍近くに増え、学校の授業の時間内では教科書が全然終わらない。

龍馬・松陰より「理系が食いつく用語」を 歴史教科書案:朝日新聞デジタル

体重の半分近くの重さのランドセルを背負っている子どもまで…なぜ、教科書を学校に置いていってはいけないのか? - Togetter

 

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)

 

 

 

世界で一番美しい元素図鑑

世界で一番美しい元素図鑑

 

 

 

 

公務員が少なすぎる問題 児童相談所編

headlines.yahoo.co.jp

こういう時は統計資料に当たろうというのが学校教育の役目です。

厚生労働省が出している資料

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000104093.pdf

平成26年。児相が受けた件数8万8千件

正確な数字は、約15年間で人員が2.4倍だが、件数が7.8倍になっています。

 

かつて聞いた話に、年間5千件の時(70年代)の人員で維持されているという恐ろし話がありました。

ちなみに職員一人当たり200人の子供だそうです。

 

法的に相談所が介入できる法律ができました(児童福祉法28条)。もし法律がなければ子供を誘拐するという扱いになります。法律で裁判所の許可(令状)を受けて、子供を取りに行くということが可能です。でも、当時から言われていた「児相は暇ではない(余裕がない)」ということです。法律ができた後、実際にどれだけ取り扱ったかという記事があって、ほとんどなかったという話だったと思います。

文句を言う前に金です。