なぜ教科書が読みにくいか。「国立大学」のインタビューで答えています。「近年の科学の進歩により、学習指導要領の内容は増えていますが、教科書のページ数は増やさないように内容が詰め込まれている。そのため、説明が足りず、意味のわからない文章が増えている」https://t.co/b3IyAvc1cp
— norico arai (@noricoco) 2017年11月10日
なぜ教科書のページ数が増えないのか、というと、教科書の値段(無償の中学までは政府予算)が据え置かれているからです。
— norico arai (@noricoco) 2017年11月10日
そういうことを、指導要領に内容を突っ込む側(学術側・企業側)は考えていません。内容を増やしたらロビー活動終了。結果に責任を持たない。
本というのは紙の枚数で値段が決まるそうで、例えば新書だと1000円以下にするために250枚くらいに抑えるらしい。特殊な本以外は一冊当たりの編集出版コストが同じで、発行部数も同じと仮定すると値段は紙をどのくらい使うかで決まるというカラクリだそうです。
アメリカの教科書は分厚く重いので、電子化のメリットがある。
電子教科書を導入する前に読むべき、子供とはものを壊す存在であるという現実。
以前、ある人が原稿を書いたが多すぎて削って出版したと語っていた。理由はもちろん上記の通り。だから歴史ものを書いたとき、泣く泣く削って近代に近い方を削ったとか。
削った原稿を戻したのがこちら。ただし800円台。当時の新書は700円台なので厚さ100円分削ったのかな。
入試科目である世界史B、日本史Bの主な教科書の用語数は1950年代の3倍近くに増え、学校の授業の時間内では教科書が全然終わらない。
体重の半分近くの重さのランドセルを背負っている子どもまで…なぜ、教科書を学校に置いていってはいけないのか? - Togetter
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