全国給食費の月額平均
都道府県別
給食費は基本的に食材費で、ほかのコスト、例えば光熱費や人件費などは税金負担です。ですから、同じものを学校外で出すと2倍以上の価格になります。
出典
平成27年度 学校給食費調査
公立学校(小・中)の都道府県別完全給食実施率です。
グラフがなぜか一列横にずれています。左端が北海道で右端が全国平均です。
差はあまり見られない。
ばらつきがある。
特に神奈川県は25%前後。なぜ?
ワースト5
47神奈川県 25.7%
46高知県 61.7%
45兵庫県 65.1%
44滋賀県 65.7%
43大阪府 69%
全国平均 88.8%
グラフのずれがひどいですが、市町村名の左上が該当の棒グラフです。相模原市(三番目)が100%に該当します。
中学の給食実施率、都市間で大きな差 主要74市区調査:朝日新聞デジタル
出典
平成27年度 学校給食実施状況調査
学校給食―食育の期待と食の不安のはざまで (岩波ブックレット)
テキスト打ちのお供に。
東プレ REALFORCE S R2 日本語108配列 静電容量無接点方式 USBキーボード 静音 変荷重 昇華印刷 かな表記あり アイボリー R2S-JPV-IV
ATOK 2017 for Windows [ベーシック] 通常版
本日発表の『図表で見る教育(Education at a Glance)2017』によると、日本における高等教育の私費負担割合はイギリスに次、最も高い国であることが分かります。加盟国平均が70%であるのに対し、日本の高等教育への公財政支出の割合は34%とその半分。#OECDEAG pic.twitter.com/VUjeS98DId
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年9月12日
【生徒1人あたり #教育費 約130万円】「図表でみる教育2017」によると、日本における在学者1人当たり公財政支出・私費負担は、2014年時点で11,654米ドルであり、OECD平均10,759米ドルを上回っています。https://t.co/biHvHCTrhz pic.twitter.com/RbotZT6Esc
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年11月13日
本日発表の『図表で見る教育(Education at a Glance)2017』によると、世界的に商学・経営学・法学部が多い。日本では科学関連分野では男子学生が依然多いのに対して、自然科学・技術・工学・数学を専攻する女子学生の割合は、加盟国の中で最も低い。#OECDEAG pic.twitter.com/59YlGEgT5r
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年9月12日
真の女子力『原題:Hidden Figures』。女の科学力。NASAにいた女性の科学者。アポロ計画の前の、ジェミニ計画の前の、マーキュリー計画時代の活躍した女性の話です。
ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち (ハーパーBOOKS)
【教員の給与は安い?】『図表で見る教育2017』では、日本の教員の法定給与は下降を続けていると報告。初等及び中等教育における勤続15年の教員給与は2005年から2015年の間に6~7%下がった。それに対して、加盟国平均では、4~6%上がっている。#OECDEAG pic.twitter.com/ZyWULcv1O9
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年9月14日
【大学の授業料は高い?】『図表で見る教育2017』では各国の年間平均授業料も報告。それによると、日本の大学授業料は加盟国の中でも高いことが分かる。特に日本人学生の79%が在籍する私立教育機関の授業料は、2005年以降、7%上昇し、2015~2016年では8269米ドルであった。 pic.twitter.com/zVZx68GLN0
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年9月14日
高等教育は「個人利益」 財務省、公費での無償化に慎重姿勢 | ロイター
<幼児教育無償化>最大1.2兆円、政府試算 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
#Education makes up 12.9% of public spending in OECD area; how does your country compare? http://t.co/7tVAXx3aYx pic.twitter.com/xeOIjJ1GJv
— OECD Education (@OECD_Edu) 2015, 4月 14
平成21年度文部科学白書より
図表1-1-1のケース1からケース6に示されているとおり,大学卒業までに各家庭が負担する平均的な教育費は,公立の幼稚園から高校まで在学し国立大学に進学した場合が約1,000万円,それらが全て私立の場合で約2,300万円に上ります。
なぜ日本の公教育費は少ないのか 中澤渉著 国民意識を分析、福祉とも比較 :日本経済新聞
著者の分析によると、その最大の原因は、公教育の社会的便益に対する意識が低く、教育費の高さに悩んではいても、教育費の負担は親の役目だという意識が強いことに求められる。さらに、入試システムが学力を測定する仕組みとしてかなり公平な仕組みに出来上がっているため、親の所得階層によって生じる実質的な不公平にも目が向かいにくい。だから、公的な学校教育によってその格差を埋めるという発想も出てこない。
日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
「日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか」への答え: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
しかしながら、日本型雇用における中高年の高賃金とは、西欧諸国であれば公的な社会保障で賄われているはずの教育費や住宅費といった必然的生活コストを個別企業の賃金で賄うという意味がありました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/bunka/dai3/dai1/siryou4.pdf
返還特別免除のてびき(廃止)-4.全額免除の在職期間に達したら - JASSO
日本の大学進学率は51%
OECD平均は62%
出典元(PDF)
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/giji/__icsFiles/afieldfile/2013/04/17/1333454_11.pdf
以下の記事が気になったので。
「教育困難大学」のあまりにもひどい授業風景 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
統計で数字が上下することがありますが、からくりがありまして、それは高校以後の学校をどういう風に含めるかということになります。大学のみを取り出すと日本は決して高学歴な国ではありません。以下参照。
アメリカ大学事情 Vol.5 2013年5月7日 日本の大学進学率が低いことは問題か?
日本は教育に関して公的支出が少ない国です。
あなたの学校はお弁当か給食かの全国版です。
「給食がある」としたのは完全実施という項目で出しました。
(不味い給食のお話は後半に)
出典は以下の27年度版です。
公立中学校
青があり。赤がなし(お弁当)。
私立中学
全学校(国公私)
私立中は少ないですね。
小学校編(全学校)
しかも横浜は買い弁も禁止だからコンビニとかのお弁当はダメで、市長が推してる親の愛情弁当か、自分で作るか、職員室まで取りに行かないといけないハマ弁っていうのを買うかの三択なんだけど、そもそもお昼休憩が15分しかないから職員室にハマ弁取りに行ったら食べる時間がほとんどないと言うwww https://t.co/gc1ePnhGe5
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2017年7月30日
いちばん意味分からないのは、なぜ買うお弁当はハマ弁じゃないとダメなのか、っていうところです。お昼の15分で3階の教室から職員室にハマ弁を取りに行って、ほとんど食べる時間なくて残すくらいなら、朝にオリジン弁当を買って行く方がよっぽどゆっくり食べられるし健康にイイとおもう
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2017年7月30日
中学校の昼食時間について : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2017年7月30日
時間なくてお弁当食べられないのはぼくだけじゃないっぽいので貼っておきます。おやすみなさーい‼️ https://t.co/alsTNdTFvZ
中学校の昼食時間について : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
中学校の昼食の時間が15分しかない?はるかぜちゃんが言及「軍隊かよ」「食育も何もない」などの声 - Togetterまとめ
「昼食時間15分」横浜市立中の現状は? - Togetterまとめ
実は、小学校から進学したばかりの中学1年生は、それまでより5分から10分ほど短い時間で給食や弁当を食べなければならなくなります。 授業や部活の時間を確保する必要があるからです。
「ハマ弁」食べたら箸折れた 横浜の配達弁当が利用されない理由とは 市長も「低迷」認める不人気ぶり(withnews) - Yahoo!ニュース
中学校給食は「食べる力」低下招く 前・川崎市長が反対論唱える理由 : J-CASTニュース
中学校で教えていたころ、一日の食事のうちで、給食だけがまともな食事だという生徒がいた。親は夜の仕事で、毎日その生徒に夕食を買うためのお金だけを渡していた。彼の夕食はカップ麺やお菓子だった。見るからに不健康そうで、授業中寝てばかりいた。
味はだいたい次のような感じ。左が一番美味く、右になるほど不味くなる。
自校式>=グループ式>センター式>>>(超えられない壁)>>>デリバリー式
またデリバリー式の不味い給食が出てきました。
国府、大磯の町立2中学で給食が始まったのは昨年1月。町は綾瀬市の業者に調理と配送を委託するデリバリー方式を採用し、食材の発注と献立作りは町職員の栄養士が行っている。
上のブログで指摘されているように、デリバリー式が一番まずい。なぜ美味しくないかは、引用先のブログを読むとその理由(ワケ)が分かります。一番わかりやすい単純な理由は、法律による縛りと、値段です。
献立は栄養バランスやカロリーなどに配慮して作られていたが、当初から「味が薄い」「見た目が悪い」「おかずが冷たい」などと不評だったという。
この部分も上のブログで指摘されています。構造的な問題なのでぜひ読んでください。
こちらです。
大磯の中学校の給食、冷たくまずいだけじゃなく、色々入ってるのです。これじゃ食べられない!把握しているだけで、96件の異物混入。業者も一生懸命対応してると言われていますが、改善しません。「おかず容器からはみ出るほどの髪の毛」。(1番下の行)1/4ページ pic.twitter.com/sNYuc6C2fk
— 大磯の中学に安全な給食を (@oiso_u) 2017年9月14日
読売新聞の記事
神奈川県大磯町が業者に委託している町立中学校2校の学校給食で、昨年1月以降、虫や髪の毛、ビニール片などの異物が計約100回見つかっていたことが町の調査でわかった。
31人中30人が「まずい」と食べ残した中学校給食のニュース、むしろたった1人完食した勇者すげえ - Togetterまとめ
誤解が多いのですが、競争入札ではなく、プロポーザル方式です。
大磯町のHPより。
大磯町立中学校の学校給食実施にあたり、調理配送等事業者を公募型プロポーザル方式により選定します。
要項を読むと
平成 28 年1月1日から平成 31 年3月 31 日(年間180日程度)
予算上限1億3422万4千円
生徒教職員数870人(一日870食)
2016年から2019年の3年3ヶ月ですね。
栄養士は臨時雇用。
それから委託費と給食費が合わないという人がいますが、生徒(保護者)が給食を全額負担しているわけではなく、基本的に給食費は材料費で、そのほかの光熱費や人件費は市が負担しています。
横浜市の例だと
生徒負担が87億円で市負担が131億円。(平成28年度在校生用チラシより)
一般的に市負担が大きいと思われます。
ですから、一食約何円は、ほぼ材料費で、同じものを作ると2倍以上の値段になります。
まずい中学校給食 「まずい」では済まなかった 不衛生な上に 不正の可能性が - Togetterまとめ
生徒の大半が食べ残す「まずい給食」、実は虫や髪などの異物混入が頻繁に起きていた…「まずい以前の問題」「人為的?」など - Togetterまとめ
【大磯給食第3章】 2017年9月20日ついに家庭弁当の持参許可が再開される! →でも業者は変えません - Togetterまとめ
契約形態に関していえば、食材の発注調達と献立の作成を町が請け負い、その他の調理盛付配送業務を業者に委託する方式(労務委託方式/学校給食では一般的な契約形態)の悪い面が出ている。この方式の場合、食材の発注調達と献立を作成する担当者と実際に調理をする業者と提供がなされる場所(学校)間の連絡が密に出来る環境が必要となる。今回の場合、大磯町の栄養士と委託業者(綾瀬市)と現場の距離がありすぎる。
元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed
ではなぜ委託側はそのような安い条件を出し、業者は受託してしまうのか。それは給食業界の特性に一因がある。現在給食業界にはマネー的にオイシイ仕事がない。
【続】元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed
この話を読む限り結果を欲しがっていたとしか思えません。かつて大阪で失敗した給食も準備不足で、素人が手を突っ込んで失敗しました。その時もそのつけは子供たちが支払わせらると思いました。
結局のところ、お金と時間を10年単位でかけてないと改善はできず、なおかつ現場の人間はかなり頑張って維持しているのだということになると思います。条件が悪ければ誰がやっても同じ結果しか生まないのです。
今年7月までに、給食に84件の異物が混入していたことが分かった。製造工場での混入は15件が確認されたという。
やっぱり金問題ですね。
多くの保護者は校内で調理する「自校型」を希望したが、施設整備などに約4億5000万円かかると試算され断念。早期導入を目指した町は、製造や配送を業者に委ねることで初期費用が約1500万円で済む「配達弁当型」を採用した。
距離と栄養バランスという大切な法規制。この辺りはデリバリー式から想定内です。距離についてはさらに悪化させる要因になります(食中毒対策)。
20キロ以上離れた製造工場から配送されるため、料理を適温で提供できなかった。カロリーや栄養バランスに配慮した献立も、生徒から「味が薄い」「見た目が悪い」と不評。
家庭・学校・給食企業三者の背景までよくわかる。
「まずい給食」はなぜ配られたのか (読売新聞(ヨミウリオンライン)) - Yahoo!ニュース
「まずい給食」はなぜ配られたのか : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/3
学校給食―食育の期待と食の不安のはざまで (岩波ブックレット)
約半数の35校が破綻。法科大学院の大量閉校は誰が責任を取るのか | BUSINESS INSIDER JAPAN
司法試験の改革はどこから来たのかはわからないが、大学(高等教育)に関しては前世紀末の規制緩和から始まる。中曽根康弘(首相)が始めた規制緩和、アメリカはレーガン大統領、イギリスはサッチャー首相が80年代に始めた修正資本主義(福祉国家)の終わりの始まりからである。ヨーロッパでは70年代以降不況になって、かつてのゆりかごから墓場まで(対ソ連の政策)の維持が難しくなった。
当時日本は文部省も大蔵省も裁量権が多かったが、これを改めて、市場に任されるという方向に舵を切った。これが規制緩和である。規制は役人が作っていた。公務員バッシングがひどくなったのはもこのころからである。
だから上の記事の答え「だれが責任を取るのか」は決まっていて、市場から撤退した人たちがとるのである。それが市場原理主義だからである。もう役人にコントロール権はない(実際はいろいろあるらしいが…)。今は多いかどうかは市場が決める。事前規制から事後規制である。
大学自由化の経緯(ベネッセのサイトより引用)
旧文部省は大学の新増設を抑制する方針を取っていましたが、政府が地方分権の推進とともに規制緩和の方針を打ち出したことを受けて、1991(平成3)年に大学設置基準を大幅に大綱化しました。
その結果私学だけが異様に増えた。増加は以前からだけど、注目は国立・公立はほとんど増えていないこと。
例の獣医学部については本来は設置を認められるべきで、結果については市場が決めるという方針が正しい。ただ予算がないという問題がある。大学は毎年お金が減らされている。
ちなみに法科大学院は当初から失敗するといわれていたそうで、優秀な人は裏ルートの予備試験に行くそうです。このルートの合格率が高い。
そもそも法曹需要がピークアウト(頭打ちから減少)しているという話もある。
さらにこの専門大学院構想(修士レベル)が他の学部(分野)に及びそうで、その被弾先が教育学部と工学部になりそうというのが最近の流れです。
文部科学省は27日、工学部への学士・修士6年一貫制の導入などを盛り込んだ工学系教育に関する有識者検討委員会の中間まとめを公表した。
ここでまた規制緩和からの撤退。役所の許認可権の強化。
焦点:私大の倒産回避に「イエローカード」、少子化で検討 | ロイター
私立再編。”多すぎる”私立を吸収合併。
私大に「学部の切り売り」認める…大学再編促す : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
切り売りして残りはどうなるのかという。都市圏ではある程度淘汰は進むのだろうが。一番ありそうなのは本当に必要なところだけ切り離して公立で引き受けるパターンだろうか。
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) 2017年11月8日
私大に「学部の切り売り」認める…大学再編促す : 社会 : 読売新聞 https://t.co/g6nlMX0oSa
認可になりましたね。自由化(規制緩和)としては当然です。自由化の功罪については別です。お役所の権限を奪った結果です。
学校法人「加計学園」の獣医学部に対して、来年4月に開学を認めるかどうか審査する文部科学省の審議会の専門委員会が2日に開かれ、課題とされていた学生たちの実習計画などに改善が見られると評価する意見をまとめました。これにより、加計学園の獣医学部は今月10日の答申で開学が認可される見通しとなりました。
経営難かつ教育の質低い私大、補助金大幅削減へ 文科省:朝日新聞デジタル
市場化した結果、大学崩壊。
私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
山梨学院大学で異常事態…「非常勤講師切り捨て」とモラルの崩壊(田中 圭太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)